ゼロ号試写室

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『翔んで埼玉』で笑えないのは歳のせいか 40点

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【物語】★★☆☆☆

【演技】★★☆☆☆

【映像】★★☆☆☆

《総合評価》40点

 

 

予想外にヒットしている、という話を聞き、不安を抱きながら鑑賞。

不安は早々に的中し、30分後には、もう諦めの境地に入った。

映画館で見てよかった。

家で鑑賞していたら、おそらく途中で寝るか、やめていた。

 

物語は、あってないようなもの。

斬新なのは「埼玉をディスる」というコンセプトだけ。

あとは、体裁を整えた筋書きと小ネタのギャグが2時間続く。

もっと笑えるかと思ったが、正直、失笑しか出なかった。

 

原作を読んでからの鑑賞で、原作はそれなりに衝撃と面白さがあったが、

実写で何かプラスがあったかというと、感じられなかった。

むしろ寒い。

ちなみに、原作未読の妻と鑑賞したが、同じく「イマイチ」の感想なので、

原作云々は、この映画の面白さに関係ないだろう。

 

ついでに言うと、埼玉と無縁な人間でもない。

4年間所沢に住んでいた過去がある。

山田うどんも、よくわかった。

それでも、笑えない。

深夜のレイトショーで客が少なかったからか、客席の笑いもなかった。

『カメラを止めるな』は、劇場が笑いで包まれていたなあ。

 

演技や映像は、チープの一言に尽きる。

ただ、ここを責めるのもお門違いではないだろうか。

わざとチープにしたに違いないから。

ここのクオリティを高めればいい映画になったかと言うと、多分違う。

もともと、そう言う作品ではないのだ。

 

ブログ主は、コメディが嫌いではないし、馬鹿馬鹿しい映画も許容する。

ゾンビランド』、いいじゃない。

ただ、この映画は、バカバカしく笑うこともできなかった。

 

なぜかと考えるに、やはり自分が歳を食ったからだろうなと思う。

中学生や高校生なら、笑えるのかもしれない。

『天国でまたお会う』では笑えても、『埼玉』では笑えない。

 

それは少し寂しいことでもある。