ゼロ号試写室

映画やDVDの感想。たまに初音ミク&仕事の雑感他。

『ジュラシックワールド』78点

www.jurassicworld.jp

 


【物語】★★★☆☆
【演技】★★★☆☆
【映像】★★★★☆
《合計評価》78点


良くも悪くも、素晴らしいアトラクションのような映画だ。


恐竜がなかなか登場せず、最初はちょっともどかしい。
でも15分くらい経過してからは、
たたみかけるような派手な展開が目白押し。
そのまま一気にラストまで息つく間もなく、
ハラハラドキドキの連続。
この手の映画に免疫のあるブログ主からすると、
「ほほう。よく考えて、丁寧に作ってあるな」
という感じなのだが、一緒に見た中学生の娘は、
「し、心臓に悪い・・・腰が抜ける・・・」
と、かなり衝撃を受けていた。
観る者をそこまで感じさせるとは、たいしたものである。

ただ、映画を総合芸術として捉えた場合、
物語性があるかというと、まあ、ないw
巧みな脚本で飽きない130分になってるが、
この映画の寿命も130分で尽きる。
つまり、興奮したという感触こそ残っても、
あとは忘却するのみ。
まあ、そういう割り切った映画も、いいと思う。

演技は特筆するものはないが、役者は地味だね~。
恐竜が主人公だから、これはわざとなんだろうけれど。
特にヒロインは地味というか、なんというか。

映像は期待通りのできばえ。
すばらしい。
けれど、20年前の第1作から進歩があったかと言えば、ないかも。
それほど『ジュラシックパーク』が当時すごかったわけだが、
それと比較するのは酷であり、意味がないので、
この点はそれ以上言及しないことにしよう。

いろいろ書いたが、一件の価値はある。