『アントマン』69点
【物語】★★★☆☆
【演技】★★★☆☆
【映像】★★★☆☆
《合計評価》69点
まあ、それなりに楽しめる。
大きな失点はないが、大きな加点もない。
もう少し期待していたが、そこには及ばなかった。
映像的には、特に斬新なものはない。
何十年も前の『ミクロキッズ』とほぼ同じ。
サイズを任意で変更できる点など、もう少し面白いのかな、と思っていたが、
わりと普通だった。
物語も、まあだいたい想定内。
とりたてて書くこともないのだが、
気に入らなかったところと、気に入ったところが、一つずつある。
まず気に入らなかったところ。
アベンジャーズの一人が登場するのだが、あれはどうなんだろ。
アベンジャーズフアンにしてみれば、
「夢の対戦だ」「コラボだ」と思うのかもしれない。
でもアベンジャーズを知らない人にしてみれば、「何あれ?」。
映画単体の完成度としては、下がった気がする。
気に入ったところ。
「アントマン」は「蟻くらい小さい男」だと思っていたが、
「蟻を仲間にして戦う男」だという物語だった。
これは映画を見るまで知らなかったのだが、
意外にここの要素がおもしろかった。
少し、ほろりとさせてくれる。
総括すると、まあ、CMがおもしろそうだったけど、
だいたい面白いところは、そこで全部だった、という感じか。
「意外に面白かった!」と書きたくて見てみたのだが、
意外性はあまりなく、まあ、思った通りか、それを微妙に少しだけ、
ほんの少しだけ下回るくらいの作品だった。
無難に楽しめるよ。